ホームページの立ち上げにあたって
「金を残すは下、事業を残すは中、人を残すは上」
これは明治から昭和初期にかけて活躍した政治家、後藤新平の言葉です。2020年はこの言葉の意味を改めて深く考えさせられる出来事が個人的に次々と起こりました。
2020年1月に父親が70歳でこの世を去りました。その直後、世界中が新型コロナウイルスの脅威にさらされました。9月には自分が糖尿病であることが確定しました。この年ほど“命”と“不幸”について考えさせられる年はありませんでした。しかし、一方で自分は限りなくラッキーなのかもしれないと思うようになりました。父はコロナ騒動の直前に他界したので、すごく大勢の方に見送られながら、あの世に旅立つことができました。コロナ騒動の中で社労士として、雇用調整助成金の申請などで、多くの会社と従業員の皆さまの生活を微力ながら支えることができました。これは、当事務所の超優秀なスタッフのおかげなくして成し得なかったと気付くことができました。そして、父の死と糖尿病の発症は自分の命が限られていることに気づかせてくれました。だからこそ、残りの人生は何を目指すべきか?改めて深く考えるきっかけを与えられたとても幸運な年、それが2020年だったと思います。
もし、父と同年齢が残された時間だと仮定すれば、あと24年です。過去を悔いるのではなく、残された時間で何を残すか。その答えはもちろん“ヒト”です。企業さまのサポートを通じ、富山を担う人財を残せるよう微力ながらがんばっていきます。
いろんなことがあった2020年にそんな思いを込めて作ったこのホームページと当事務所をこれからも末永くよろしくお願いいたします。